チーム史上初の全選手、全国大会出場
地区予選を経て見えた子どもたちの成長
― TKCA Advanceコースの挑戦 ―
2025年度、TKCA Advanceコース「Cheerholics」は19名でシーズンをスタートしました。
Junior編成の WHITE、Youth編成の RED、そして MARBLE。
3つのチームがそれぞれの目標に向かい、日々の練習に取り組んできました。
Advanceコースは、チアダンスの技術向上だけを目的としたチームではありません。競技という舞台を通して、人として成長することを大切にしています。
私たちが日々の活動の中で大切にしている価値観は、自立・協力・謙虚・感謝・努力、です。
自分自身と向き合い、自ら考えて行動する「自立」。
仲間と声を掛け合い、支え合う「協力」。
常に学び続ける姿勢を忘れない「謙虚」。
仲間や家族、支えてくださるすべての方への「感謝」。
そして、目標に向かって努力し続ける力。
これらの価値観は、チアダンスという競技を通して
子どもたちが身につけていく大切な人間力だと考えています。
今シーズン、子どもたちはその姿を実際の行動で示してくれました。
新しいユニフォームに袖を通したシーズンの始まり。
コーチ陣は一つの強い目標を掲げました。
「必ず全員を全国の舞台へ連れていく」
その目標に向けて、合宿や合同練習を重ね、これまで以上に高いレベルのトレーニングにも挑戦してきました。競技チアの世界は年々レベルが上がり続けています。その中で子どもたちは決して簡単ではない練習にも前向きに取り組み、確実に力を伸ばしていきました。
しかし、シーズンは決して順調なことばかりではありませんでした。
・競技初心者。
・移籍によるチーム文化の違い。
・怪我や体調不良。
・学業との両立。
それぞれが抱える課題の中で、夢を言葉にし、子どもたちは何度も話し合い、支え合いながらチームを築いてきました。仲間のことを思いやり、自分にできることを考え続ける姿は、チアスピリットの本質そのものだったと感じています。
そして迎えた2月のUSA Regionals関西大会。
まず、WHITEがJunior編成部門で1位を獲得し、USA The PEAKへの出場を決めました。怪我を乗り越えながら4人で心を一つにして挑んだ演技は、これまで積み重ねてきた努力の集大成でした。1位の盾を手にした子どもたちの表情には、大きな達成感と誇りが溢れていました。
翌日にはMARBLEが出場しました。
このチームは一年を通して「全員で踊る」という想いを持ち続けてきました。補欠選手も含め、誰一人欠けることなくチームを作ること。その覚悟を何度も確認しながら、8人それぞれの個性を大切にチームを築いてきました。これまで悔しい経験を重ねてきたからこそ、USA The PEAK進出という今回の結果は子どもたちにとって大きな自信となりました。
そしてRED。
大会直前に体調不良が重なり、地区予選は欠場となりました。
会場で「欠場」のアナウンスが流れた時の悔しさは、言葉では表せないものだったと思います。それでも子どもたちは下を向くことなく、会場で他チームの演技を真剣に見つめ、ノートがいっぱいになるまで学び続けていました。どのような状況でも凛として前向きに学び続ける姿勢は、チアリーダーとしての誇りそのものでした。
そして後日行われた映像審査で、REDはUSA Nationals出場を決めました。今シーズンで最も大きな結果を残してくれました。
この一年、子どもたちは「夢の幕張メッセ」という目標に向かって、数えきれないほどの努力を重ねてきました。
・自信のない自分からの脱却。
・「夢」を発する勇気。
・仲間と共に努力すること。
・困難に向き合うこと。
・チームメイトと支え合いながら前に進むこと。
そのすべての経験が、子どもたちを大きく成長させてくれたと感じています。
チアは、ただ踊るだけのスポーツではありません。
笑顔を保つ力。
仲間を応援する心。
努力を続ける強さ。
感謝の気持ちを忘れない姿勢。
それらを学びながら、人として成長していく競技だと私は考えています。これから迎える全国大会の舞台でも、子どもたちがそれぞれの力を発揮し、自分らしく輝く姿を見せてくれることを楽しみにしています。
これからもTKCAは、チアダンスを通して子どもたちの成長を支え、夢に向かって挑戦する力を育てていきたいと思います。

